さてさて…ほぼ1ヶ月振りともなるブログ当番が回って参りました…
…もちろんこの間、死んだように眠っていたわけではございませんで、夏休み期間中、毎日ブログを綴っていたことによるご褒美のブログ休眠期間…加えて9月1日から10日までは目的あって休職…おかげでよく学びました(深くはありませんが)…と、同時に体力(元来壮健とは言えません…)と、知力(年齢なりの…)と気力(この点だけは自信があったはずが…)が、想定以上に劣化している事態に遭遇し、愕然とした9月10日を苦々しく思いながらも、その事実を素直に受入れ、以後は日々、沈思黙考…(-.-)(-.-)(-.-)…この先々の25年間(99歳他界予定)に思いを馳せております…
…で、自分の生活のあり方や、仕事時間とのバランス…そして何よりもこの後の「人生目的」を何とするか…当面の目標をどの位相に定めるか…そして日々の日課(時間)をどのように配分するか…等など…橘慶太さんの「ぶっちゃけ相続」という書物の増補改訂版に目を通しながら…
…んで、なして今更このような本を読むかと言いますと、自身の相続に関する知識が仕事に生かせる程度に十分かどうかを確認する為、特に直近なトレンドを把握する為…そして何より相続に関する必要事項の忘却を防止する事があります…と、ところが、あれれのれ…自分が未だ知らないことがあったぞ、ムムム…(-_-;)…ということで、オベンキョウが無駄になることはありません…300ページ弱を四日間もかけて熟読しましただよ…
…また、この清澄な朝のひととき…日課に取り入れた精神修養論的な書籍6冊(「里文出版の座右の銘」、「1日1話生き方の教科書」、「佐藤一斎の言志四録一日一話」、「谷沢永一の名言の知恵・人生の知恵」、「安岡正篤の百朝集」、「同、一日一話」)の該当ページに心を寄り添わせて、最後は月刊誌「致知」を30分ばかり耽読…
…このリズムを取り始めて僅か6日目なれど、私にはすこぶる心地よい朝となっています…このリズムも早朝の澄明な大気があればこそ…盛夏のただ中にあってはその気にもなれなかったことでしょう…本年9月10日まで半年程の朝は唯々試験勉強の為の、少しばかり苦しい時間を過ごしておりましたから、試験日を過ぎた今は、まっこと気分の良い朝を迎えております…
…ところで、前述した6冊からは日々、感動し、息詰まり、時に天を仰ぐような言葉に出会うわけですが、ご紹介が長くなるので、里文出版の「座右の銘」から、誰でもが一度は聞いた事があるような名言を落とし込んでみましょう…
①人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし… …から始まる徳川家康のくくりの言葉は「己を責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるより勝れり」…と、ありますから、及ばない私などは能力の秀でた人より宜しいということかや…そんなはずは無いな(-_-;)
②希望は人を成功に導く信仰である、希望が無ければ、何事も成就するものではない…ヘレン・ケラー
③人生は無限に深い、我々の知らないどれほど多くの真理が、美が、あるいは人間が隠れているかわからない、それを放棄してはならぬ…亀井勝一郞
④大事を為さんと欲せば、小なることを怠らず勤むべし、少、積りて大となればなり…二宮尊徳
⑤オマエがいつの日か出会う禍(わざわい)は、オマエが疎(おろそ)かにした「ある時、ある時間」の報いだ…ナポレオン
⑥志を立てるときは大いに高くすべき…志が小さくて低ければ小成に満足してしまい本来の志は成就しがたい…だから「天下第一の人」を目指すべきだ…柏原益軒 …関連して、人は大きな目的を持ってこそ、おのずから大きくなる…シラー
⑦目的を遂げるのに、長い忍耐をするよりも、めざましい努力をする事の方が、まだ容易だ…ラ・ブリュイエール(私、この人名だけは聞いた事が無い…)
…等など…心に響く名言、言霊(ことだま)、知恵が、人類の歴史と連綿と継続した「人々」の修養と体験に裏打ちされて、長い時間に洗われて、いやはや、その輝きの美しいこと、力強いこと…
…まっこと、この世に生を受けて良かった…(*^_^*)(^^)/~~~「お母さん、ありがとう~(~o~)」
…ということで、巡り来た涼やかな「季節の美」と、逞しい「生(愛犬のまなざし)」を切り取りましたので貼り付けます…
…というところで本日の締めにしようとも思ったのですが、「生き方の教科書、9月16日のページ」に目が釘付けになりましたのでご紹介します…超高齢有名作家の「佐藤愛子」さんのオハナシです…以下、佐藤愛子さんの実話です…
…「花はくれない」で、父、「佐藤紅緑(こうろく)」のことを書きます時に、日記とか何とかいろいろ読んでますと、バイロンの言葉で、「人は負けると分かっていても戦わねばならないときがある」…と言う言葉が、あちこちに書いてあるのです。
…それで「花はくれない」を出すときに副題としてその言葉を扉の裏に書いて出版したんですけどね…その後「戦いすんで日が暮れて」のような経験をして倒産しましたでしょ…昭和42年の2億円の借金ですから、夫は行方が分かりませんし、子供が小学校に行ってますから私が逃げるわけにゆきませんから家に居ると、借金取りが私に向ってやいやい言う…
…その時にね…「人は負けると分かっていても戦わねばならないときがある」っていう言葉を思い出すんですよ…それで借金を片っ端から背負ったんです…その頃母が一緒にいましてね…「もうおまえと一緒に暮らしていると、そういうむちゃくちゃなことをするから私は生きたそら(心地)がない」って言いましたけど…
…それともう一つね…私は現代医学をあまり信用しないので整体に行ってたんですけど、整体の先生がある日私の身体を看て、「佐藤さん、何があったんですか、ひどい身体になっている」っておっしゃる…「実はうちは倒産して借金取りでこうでこうで…」って言ったら、「佐藤さん、苦しいことがあったときに逃げようとするとね、かえって苦しくなりますよ…その苦しさの中にもう座り込んでね、受入れた方が楽ということもあるんですよ」って言われたんですよ…
…それで私は、その整体の先生を尊敬してましたので、父の日記に書かれていた「バイロン」の言葉と先生の言葉とで借金を引き受けたんです…何も私が背負わなければならないようなことはしてないんですから、逃げようと思えば逃げられるんですけどね、そういう向こう見ずな「紅緑」の血が、私にもあるんですね…
…で、私(山下)め、佐藤愛子さんの書籍の面白さというか、人を食ってしまいそうな軽妙な筆運びの淵源を、この一文で見た感じがしましたね…(*^_^*)
…そんな佐藤愛子さんの書籍(作品数は665冊だそうな…)、妙齢の女性ならほとんどの方が一度は読んでいるんではないでしょうかね…近年の面白タイトルだけ紹介しましょう…
①九十八歳、戦いやまず日は暮れず ②九十歳、何がめでたい ③人生は美しいことだけ憶えていればいい ④ああ面白かったと言って死にたい ⑤それでもこの世は悪くなかった ⑥冥途のお客 ⑦晩鐘 ⑧役に立たない人生相談 ⑨院長の恋(短編集) ⑩戦いすんで日が暮れて etc…
追伸…佐藤愛子さんの父(佐藤紅緑)は正岡子規から俳句の手ほどきを受けた小説家・劇作家で、私と同じ兵庫県の人…「紅緑」は正岡子規から与えられた「号」と言うことですから、相当の俳人でもあったと言うことですね…因みに私も自称、俳人…違った、私の場合は、廃人…でした (-_-;)…ということで、本日はここまで<(_ _)>
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