未来のオハナシ…その4です。
前回の未来のオハナシが天文学的な数字からの書き出しでしたから、今回は身近なところにスポットを当ててみます…そうは言っても明日、明後日のハナシではこのブログを綴っている間に過ぎてしまいますのでもう少し先に目線を移してみましょう…
最も身近なターゲットは自分の未来、家族の未来というところでしょうか…この点については幾ばくかの自己犠牲を厭わなければ大過なく過ぎていきそう(^_^;)…に思えますが、そこはやはり高齢者グループの身…発展的な未来像が浮かばないのが正直な思いです…(-_-;)
次のターゲットは自分の血族、お隣さん、行き交う先で出会う「子供たちの未来」…強いては日本の未来、アジアの未来、世界の未来、人類の未来…このレベルになるといつも頭を抱えます…
ここで時代を反転させて人類の過去を辿ってみますと、人類の過去は「争いの歴史」であったとも言えます…
私たち人間は、人類はどうして共存繁栄の道を歩めないのでしょうか…
ここまでの「争いの歴史」は「殺戮の日々」とも置き換えることが出来ます…
ロシアによる一方的な侵攻で始まったウクライナでの現状だけだなく、民族の違いや宗教観の違いから生じる内戦や、資源獲得を目的とする他国への侵略、力のある2国間が第三者国家を舞台にする代理戦争…等は、現在においても停止することがありません…
尤も、この部類の争い(命の奪い合い)は、現象が見えやすくなる為、抑止が掛けやすいという側面もありますが、これらの構図が「経済戦争」という形に変化すると手が付けられなくなります…
更に、直接行為では無く、無形化状態で進行する「心理戦争」という質の悪い争いも頻発しています…
国家の為政者というのは、自国の繁栄を第一に考えますし、その為の為政を国民から求められますから当然とも言えます…隣接国家との共存繁栄を望むものの、ファーストは自国です…この宿命の行き着く先が「自分さえ良ければ…」という、「今だけ金だけ自分だけ(3だけ主義)」という政治手法になるというのが、国家の性(さが)ということでしょうか…
解決策は無いのでしょうか…
…実は足下にあります…見つめてみましょう…平和のための普遍的価値観とも言える…「和を以て貴しとなす」…とする、日本古来の思想(その人物像は各自、1万円札でご確認あれ(-.-))、伝統的教育思想があります…もっともこの思想は戦後の教育界の構造変化により相当な部分において消失してしまいました…、
私の孫たちを含めた、日本の未来を開き、築く為の「礎(いしずえ)」ともなる、この伝統的思想への回帰には、長い年月を掛けた「教育(和の精神創り)改革」に委ねなければならないと考える今日この頃です…
この「心づくリ」を骨格にした「教育方針」を「礎」に…経済はもとより、領土と人命を保証し得る、真の独立国家と言える豊かな日本を創り、そしてこの教育方針が世界のスタンダードに為るとき、世界の平和が躍進するのでは無いかという夢があります…
そうです…1963年に、キング牧師が唱えた「私には夢がある」…
…という人類愛が溢れる言葉の淵源とも言える教育基盤が日本にはあるのです…尤もキング牧師が語った夢は、人種差別が色濃く残るアメリカ社会において、人間の肌の色による差別では無く、人格により人間が評価される社会を想定していました…
ここで言う人格というのが、「利他主義」による「人類愛」のことを指すという構図は容易に察することが出来ます…
この思想を日本式に置き換えると、人類だけを対象にせず、森羅万象に対する「畏敬と愛」…属地主義に陥らない普遍性のある「利他主義」であり、同時に世界平和への足がかりとするものです…
このほど、政府は子供支援を拡充するための「異次元の少子化対策」を追加創設しました…財源問題に揺れるものの、未来のために必要な施策であることに異を唱える国民は少ないでしょう…
が、しかし…、現況の少子化対策費、約2兆円にプラスする「異次元の少子化対策費」、約2~3兆円…という、一定の年齢までを対象にする現金支給だけでは、将来の日本を創る為のスキーム造りには、まことに心細い施策と言えないでしょうか…
国造りに使う言葉として「国家100年の計」というダイナミズムに満ちた考え方があります…明治日本の黎明期、時の為政者たちや天皇の名の下に打ち出された国造り政策がその典型でしょうか…
そして今、「国家100年の計」への回帰点といいますか、分水嶺になる施策が…その昔、聖徳太子によって発議された「和の国造り」の考え方がヒントになると確信しています…
その骨太政策の骨格こそが100年、いや、30年もあれば効果が生じると予測できる「教育改革」です…その教育によって育ち行く子供たちが、やがて「親」となり、学校教育における教師となって次世代の子供たちの良き親、尊敬される指導者として子育てや教育が成される…
その頃の…更にその先に、世界の人々から尊敬される日本人が多数輩出され、世界から、国造りの模範となる日本国家が形成されることは、まことに雄大な私の「夢」です…
…そうです、キング牧師だけでなく、私にも未だ「夢」があるのです…
…その昔、札幌農大を辞して帰国する間近に、クラーク博士が残した有名な言葉です…
…「老人よ大志を抱け」…ンッ(-_-;)…ナンカ違うとな…まっ、そこは愛嬌…
…いずれにしても、このクラーク博士にしろ、キング牧師にしろ、過去のブログで取り上げたことがあるように思いますが、それこそがボケ老人のやること…勘弁して下さいませ…
…で、次回のオハナシは、トヨタの気概にスポットを当て、日本と水素の未来を取り上げてみたいと思います…by 風の山さん
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